着物着付け 師範科
本科、研究科で習得した基本的な着付けと帯結びを確立すると共に、さまざまな変わり結びから、花嫁の着付けに至るまで、お相手の方への着せ方が習得できるコースです。カリキュラムには、きものコンサルタント資格試験の日程が組まれており、試験にむけて練習することで、着付けの技術は著しく上達します。
また、着付けのほかに着物や帯に関わる知識についても、さまざまな角度から取りあげています。1年間(夜間は2年間)お付き合いするクラスメートや講師とは、着物を通じて心豊かなお付き合いができることでしょう。
カリキュラム<実技>
- ふだん着の着付け研究
(半幅帯バリエーション・お太鼓の研究・変わり太鼓・銀座結びと 変わり銀座結び) - たれものの着付け研究(かたつむり・花すすき・二重太鼓)
- 喪服の着付け研究(お太鼓)
- 留め袖の着付け 着方の研究(二重太鼓とふたえ太鼓)
- 留め袖の着付け 着せ方の研究
(二重太鼓・青梅波・扇太鼓・福寿草) - 振り袖の着付け研究
(雪割草・文庫と変わり文庫・花立矢・二枚扇) - 女物袴の着装
- 男物の着付け研究
- 七五三の着付け研究(小菊結び)
- 社交着の着せ方
- 花嫁の着付け研究、お色直し
- 名古屋帯の結び方(お太鼓結び)【資格認定試験に向けての練習】
- 袋帯の結び方(二重太鼓)【資格認定試験に向けての練習】
カリキュラム <講義>
- きものの名称
- きものの種類
- きもののマナー
- 織りと染めの知識
- 手描染めと型染めのいろいろ
- 着物の産地
- 絹糸の話
- きものの歴史
- 社交着とその調和美
- 式服と略礼装とその調和美
- 単衣の着物とその調和美
- 家紋について
- 文様の話
- 帯の話
- 男物の知識
- 子どものきものについて
- 喪服着用時のしきたり
- 講師としての心得
- 衣装計画
- 絞りについて
- きものショーの進め方
- 産地見学会(横浜シルクセンター、京友禅と西陣織、結城紬)
- 羽織とコートについて
- 下着と小物について
費用と期間
コース名 | 師範科(昼) | 師範科(夜) |
入学金 | 10,800円 | 10,800円 |
月謝 | 16,200円 | 8,100円 |
教本代 | 2,700円 | 2,700円 |
期間 | 週1回/4時間 1年(48回) | 週1回/2時間 2年(96回) |
備考 | (社)全日本きもの振興会 きものコンサルタント資格試験についての費用は別途かかります。 |