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青山きもの学院の着物着付け、帯結びのDVD制作記 vol.64
2006.11.13配信( 17,290 部発行)
青山きもの学院< http://www.aoyamakimono.com/ > 吉田英一郎 発行
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■こんな事がありました!
今週末、11月19日は第1回きもの文化検定。
(社)全日本きもの振興会から、検定の
お手伝いの要請がありました。
青山きもの学院の先生方や研修生が
当日、法政大学(東京会場)で試験官として頑張ります。
ちょっと、心配だから、僕も会場に行くつもりです。
素敵な色無地姿を見たら、
「青山きもの学院の先生ですか?」って
聞いて見てくださいね。
(何も、特典はございません。念の為に。)
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みなさま、こんにちは。
吉田英一郎です。
さて、書籍「きもの講座」の制作は、
今週からいよいよ、スタジオ撮影のお話に突入です。
■初日は「物撮り」。
日本テレビのそばにある「番町スタジオ」4Fが
僕らの戦場です。
早朝、青山きもの学院本校から、予備を入れると
100点程の着物や帯、下着類を搬入。
カメラマンのAさんに
撮影の順番を相談にのっていただきます。
色が薄いものから、段々濃く並べたり、
大きさが似ているものを並べたりと
準備に時間がかかります。
ライティングが、大きさ、色、材質によって
変化するため、撮る順番を決める事は大切なのです。
■少しでも美しく、解かりやすい写真に。
新田先生は、エプロンをかけてアイロンがけ。
僕は、カメラアシスタントの方と、
手でシワをのばしたり、シャッターを切る時に
きものや帯の上下を引っぱったり。
シャッターを切り終わると、その場で画像を確認。
デジカメは便利ですね。
不要な画像は、どんどんその場で消去していきます。
大きなものを撮る時は、身の丈位の脚立に登り、
その上に立って、シャッターを切ります。
1枚撮っては確認、1枚撮っては確認。
脚立に昇ったり降りたりで、
カメラマンて仕事は、重労働ですね。
体力勝負って感じです。
■院長登場。
今回の撮影のため、新しい
濃いピンク系の襦袢を仕立てました。
一般的な薄い地色だと、衿が良く判らないし
柄のあるものだと、着物のように見えてしまうと思い、
仕立て屋さんにお願いし、
急いで仕立ててもらいました。
そして、院長が、仕立て上がったばかりの長襦袢を
スタジオまで届けてくれました。
まもなく、デザイナーの丸山さんもかけつけてくれ、
院長と、表紙デザインについての
話し合いがはじまりました。
■52枚の大切な写真。
丸一日かかって「物撮り」は終了。
実は、何回もチェックはしたのですが、
撮り忘れたり、準備するのを忘れたものもありました。
(初日で良かった。)
撮り終わった52枚の大切な写真。
でも、心配もあります。
印刷した時に、鮫小紋、総絞り、
亀甲柄の大島紬など、細かい柄がうまく出るのか。
画像を小さくして見ると、色無地の様にしか
見えなかったり、モアレを起こしている様に
見えてしまうのです。
上手く、印刷できると良いのですが・・・。
■撮影終了後。
慣れない仕事だけに、クタクタです。
皆で、ビールでも飲みに行きたいところですが、
そのまま青山本校に戻って、打ち合わせ。
次回の撮影順番と、モデルさんの役割分担の
再確認です。
気持ちの休まる時がありません。
続きは、また来週です。
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■きもので和事。
こんにちは。笠原のきもの大好きのコーナーです。
“歌舞伎やオペラのように非日常の空間で落語を楽しむ”
以前、このメルマガでもご紹介したことのある
新日屋さんのイベントに参加してきました。
きものプライスを設けてくれている
芝居茶屋の新日屋さんです。
11月3日、文化の日。
場所は、新橋演舞場の向かい、高い塀に囲まれた
なかなか、足を踏み入れる事はできないであろう
料亭「金田中」さん。
ワクワクドキドキしながら、金田中さんにお邪魔し、
まず、「新内」というお三味線を聞かせていただきました。
その道の第一人者という富士松小照師匠による
「新内」という三味線の弾語り。
初めて聞く哀情あふれる調べに、
「こんな世界もあるんだなあ。」と、
一見様お断りの世界をのぞき見たような、なんとも贅沢な気分です。
そして、メインの古今亭菊之丞さんの楽しい落語。
金田中さんのお座敷で楽しむお話は、
菊之丞さんの品の良さや、艶っぽさが
ストレートに伝わってきて、とても素敵な時間でした。
金田中さんで、出していただいたお茶菓子は、お汁粉です。
中に入っているのは、小さなお餅と、
あまり食べなれない、めずらしいもの。
大根のような食感ですが、味はせず。
「柿を素揚げしたもの」だそうです。
これまた、贅沢な気分です。
きものを着て、和文化に触れる。
自分の世界が少し広がりました。
とても充実した、忘れられない1日です。
新日屋さんのご案内はこちら。
→ http://www.shinnichiya.com/
きものライフ始めませんか?
青山きもの学院・年内最終開講スケジュール
→ http://www.aoyamakimono.com/info/application.html
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■□■ あとがき ■□■
―――絣職人がいなくなっちゃう!―――
最近は、紬ブームといっても良いですよね。
特に、無地、縞、格子、ぼかしなどは人気です。
帯や小物のコーディネートも簡単に出来るので
きものビギナーの方からも好評の様子。
この紬ブームの影には、仕事が減った
絣職人の姿があります。
紬の柄となる部分をつくる
絣職人の仕事は、どんどん減っているのです。
柄のない紬や、柄の少ない紬ばかりが
売れるからなのです。
一度、仕事から離れると、二度と復活はできない
匠の世界。
陽の当らない仕事が、ここにあること。
記憶にとどめておいてください。 |